起業家ブログ

駆け出し起業家の奮闘記的ブログ

国民年金変更・口座開設・会計ソフト導入

全力で取り組みを開始するとしていた昨日(1/6)について振り返る。

 

国民年金の手続き】

会社員を退職し、取り敢えず個人事業主となることにした私は、国民年金の2号被保険者(厚生年金)から、1号被保険者への変更手続きをしなくてはならない。

今までは給与から天引きされていた国民年金であるが、これからは自分で能動的に支払うことが要される。世の中では、義務でありながら払っていない人もそれなりにいると聞く年金であるが、私はある程度長生きする予定なので、実質的に破綻しているという人もいる同制度(年々負担は上昇の一途なのは事実)でも、やはりそれなりに高い期待収益率は見込まれることから、当然の如く私は支払うこととした。

手続きには、市役所に、①免許証等の身分証明書、②年金手帳、③印鑑、④退職日を証明できるものを持っていく必要がある。④については、私は退職金にかかる源泉徴収票を持って行った。同帳票に退職日が記載されていたからだ。

市役所の職員の方から、私が個人事業主となり、資金がすぐに枯渇しそうな雰囲気を感じとられたのかどうかは定かではないが、当面において「免除することもできます」と行った案内がそれなりに丁寧に行われた。当然免除期間が長ければ長いほど年金受給も少なくなるので、既述の考え方を持っている私は、「大丈夫です。払います!どんどん払います!すぐ払います!」と切り返し、書類に簡単な記入をして、手続きはものの10分ぐらいで終わった。

あとは来月に3ヶ月分の納付書が送られくるそうだ。忘れず納付しよう。

 

【口座開設】

個人事業主としての開業届提出はまだなのだが、事業専用の銀行口座を作ろうということで、家から徒歩10分のところにある地銀の店舗に出向いた。

必要であろうと思い持っていったものは、①免許証、②印鑑、、のみ。普通はこれで作れる。というかこれまでもこれで作ってきた。

口座開設申込書に、勤務先を書く欄が設けられていた。勤務先・・・、しかも記入必須とある。私は行員の方に質問した。

私「勤務先なんですが、個人事業主である場合はどうかけばいいですか?」

行員「事業所はご自宅ですか?」

私「そうです」

行員「では空欄で」

私「・・・・」

記入必須じゃないやん。ちょっとしたプレイやん

若干不快感を覚えた私は、口座開設申込書を提出し、自分の番号が呼ばれるまで待った。番号が呼ばれ、カウンターで免許証を提出、諸所の書類に記入、捺印を続け、クレジットカード機能付のキャッシュカード作成をそれなりにしつこく勧められるもかわし、卒なく手続きは終わった。。。かに見えた。

しばらくすると、名前が呼ばれ、

行員「○○様、免許証のお名前の漢字と、ご記入いただいた書類のお名前の漢字が異なるのですが」

とのこと。これまでの人生でも経験したことのある局面だ。私の指名の一部に「冨」という字があるのだが、実は免許証では「富」と表記されている。他の漢字でもあると思うのだが、免許証では表記されない漢字が存在する。こういった質問を受けた時、私は、

私「ああ、よく言われることがあるんですが、「冨」は免許証では「富」と表記されるんですね。困ったもんですね。東京都の公安局に聞いてもらっても大丈夫ですよ」

終わると思った。が、、

行員「これだと「富」の字を使った口座は作れるんですが、「冨」の字のお名前の口座は作れません。保険証はお持ちですか?」

私「・・・・」

この行員は何を言っているのだろうと思った。保険証を求めるのはいいとしても、私の名前の正式な漢字ではないものであれば口座は作れるという。

私が「ああ、じゃあ「富」の字の方でお願いします。」とでもいう可能性があると思ったのだろうか。呆れたが、本人確認方法のマニュアルにただ忠実なのだろう、と行員を思いやることとして、

私「保険証は12月で一旦会社に返してしまったので、まだ新しいのはこないですね」

といったが、

行員「では富の字の方でいいですか?」

私「・・・・」

なんだこの行員、「富」の字の口座を作らせたいのかw?

この行員がどれだけ失礼かは後で思い出すとして、私としては口座を速やかに作ることが目的なので、結論としては午前中に市役所でとっておいた「印鑑証明書」を一旦家まで取りに帰り、提出することで、予定より約40分余計な時間がかかった上で、「冨」の字の口座を開設した。

今までたかが口座開設でこんなことはなかった。個人事業主だから怪しまれている?などと訝ってしまう。。。。

 

【会計ソフト導入】

銀行から家に戻り、やろうと思っていた個人事業にかかる会計ソフトの選定・導入を行った。

会社員時代、仕事柄多くの会計ソフトの仕様を目にしてきたが、その中でも最も多く触れてきた弥生会計のソフトに特に迷いなく即断した。形式はクラウド型のものを選び、支払口座は先ほどの地銀で開設した「冨」の字の口座とした。

本日の仕訳

普通預金(〇〇銀行)300,000/元入金300,000

以上。何か寂しい。。。

もっと経費とか、色々いじりたかったが、何の収入もなければ、何の支出もない。仕訳のしようもない。。

ただ、先月までに開業準備にかかり支出した経費等の領収書・レシート等を選別・整理した。今月中には「開業費(資産)」「固定資産」の計上・整理をやってみよう。

 

【その他】

会計ソフトの導入まで終わり、午前中に急遽確定したクライアント候補先との打ち合わせ・会食に向かった。

会食2次会における店からの請求が、最後の最後で12,000円から22,000円に変わったことに気付いたのは、店と私だけだったと思われる。。

 

 

 

 

 

退職から5日たった・・・

2016年12月31日をもって、大学を卒業してから12年と9ヶ月勤めた会社を退職した。

 

退職後の道は、転職ではなく、「起業」だ。

 

先月1ヶ月間は、1日を除いて休みを取り、会社員時代にお世話になった方々は勿論、今後も公私共にお付き合いをさせて頂きたい方々中心に、挨拶回り等で全国を飛び回った。これまでの名刺・肩書きがなくなる前提で、多くの方にお会い頂き、お話をさせて頂く時間をもらった。ただ、名刺・肩書きと言う「防具」がない状況下で、人の「温かさ」、または「冷たさ・現実」の両方が直接地肌に突き刺さる感覚は、サラリーマン時代に想像していたものよりも、相当に刺激的であり、なぜか涙脆くなったような気がする。

 

ただ、先月1ヶ月は、やはりまだサラリーマンであり、今年からが刺激の本チャンである。。。が、年初冒頭5日間は、実家・親戚の家でほのぼのとした時間を過ごすという緩い時間の使い方をしてしまった。ただ、起業には家族・親戚の支えや応援、理解は多くの場合、自分を鼓舞してくれる大きなフォローとなる。「きっとこの5日間の使い方は間違ってない」と言えるよう、新しい人生の6日目から全力で生きることにしよう。その足掛かりとして、5日目の終盤となる「今」に、いきなりブログでも開設してみようということで、現在執筆をしているところである。

 

このブログでは、これから私が起業し、歩を進める中で、様々な困難にぶちあたり、打ちのめされていく経過・軌跡等を、読者の方(いるのか?)にとって何かの気づきになるよう、また私自身がネタとして様々なところで披露できよう、書き溜めていくことにしよう。

ときには退職前のエピソードを交えつつ、今般の事業構想を徐々に具現化・スケールしながら・・・・。